引き寄せの法則とは、「自分が出しているエネルギーに似たものが、自然と集まってくる」
つまり、ポジティブな気持ちでいると、ポジティブな出来事が。
逆に、ネガティブにとらわれていると、なぜか嫌なことが続いたり…。
科学的に証明された法則ではないけれど、
わたしにはその引き寄せの法則が現実になったかのような体験があります。
同世代の方のお役に立てたら幸いです。
目次
真夜中の常磐道
もう6年前のことです。
わたしは仕事を終えた足で、実家へ向けて車を走らせていました。
真っ暗な常磐道をひたすら4時間。周りの景色なんて全くありませんでした。
心細いし退屈だし。
車内で私を励ましてくれていたのは、ドラムを始める切っ掛けを作ってくれた「推し」のアルバム。
始めるまでの迷いは大きかったけど、やってみたら意外と続けられてドラムが楽しくなり始めていて。
そんな私はたった一人きりの車内でアルバムを聴きながら、退屈しのぎにある妄想を始めたんです。
自分でも気づいていなかった「すごくやりたかったこと」を妄想し続けた
推し達の音楽を聴きながら、「私もこんな風にライブをしてみたいな」と、ステージでドラムを叩く自分を妄想し始めました。
「その時の私はバンドをやっていて、そのバンドで私はドラマー!」
私の想像の中では、カッコよくドラムを叩く私がいました。
そして妄想は続きます。
「初舞台のお客さんは仲良しの推し仲間たち。彼女たちの前で推しの曲を披露するなんて、想像しただけで感動して泣けてくるな~」
と一人で感極まってみたり(笑)
「演奏する場所はカッコいいライブハウスじゃなくても良いから、みんなの顔が見えるような会場が良いな~」
と、会場まで思い描いてみたり。
バンドを組むなんて自分では思ってもみないことだったはずなのに、実はもうその頃から深層心理では「やりたい」って思いがあったんだと思います。
それから6年後
その妄想を常に気にかけながら生活をしていたわけではありません。
でもドラムはずっと続けていて、その過程の中で素敵なご縁にも恵まれました。
今私は推しが切っ掛けで出会った仲間とバンドを組み、活動をしています。
そしてあの妄想から6年経った時、地方に住むある友人からLINEが届きました。
「〇月〇日に東京の息子のところに行くから久しぶりに会えない?できたらバンドの演奏聞きたいんだけど無理かな?」と。
1通のLINEから引き寄せられて
この友人のLINEを機に、サポートをかって出てくれる友人の協力などを受け、
いつの間にか、私たちバンドの初舞台のおぜん立てが整いました。
会場は、あの妄想通りの小さな会議室のようなスタジオです。
私たちバンドは全員が50代。楽器歴が長い人は一人もいません。
でも、多くの人の思いと協力があって実現したこの小さなステージは、世界一あたたかいステージであったこと。
私は一生忘れないと思います。

やったことは何もないけど思いつづけていた
彼女からのLINEが届くまで、あの常磐道での妄想を実現させようと思って行動を起こしたことは何もありません。
正直に言えば忘れていました。
でもわたしは、ドラムを練習し続け、ドラムに対してだけは貪欲に上手くなりたいと今も思いつづけています。
そして、ものすごくゆっくりではあるけど、できるようになる自分を楽しんでいます。
そんなポジティブな思考が仲間を引き寄せ、あの妄想の舞台までも引き寄せた。
科学的な説明はつかない出来事かもしれませんが、わたしはそう思いながら日々を過ごしています。
まとめ
私たち50代からの女性は、何かを始めようと思った時の精神的ハードルが少しずつ高くなってくる時です。
でも、本当はやればできるのが50代60代です。
「もう無理かも」を「まだできる」に変え、自分の周りの波動をポジティブに変換してみてください。
その習慣ができてくれば、必ず周りの環境が良い方向に動いてきます。
そして、妄想力を鍛えることも忘れずに。
「人は自分が実現できることしか妄想できない」というのが私の持論です(笑)
でもこれ、当たってると思いませんか?
今回は、私の小さな体験談をお伝えしました。
お読み頂き、有難うございました。
Jun