自己肯定感が上がる。
とってもポジティブな言葉で大好きです。
でももう一つ「自己効力感」という大切な言葉があることを知っていましたか?
お恥ずかしながら私は最近知りました。
自己肯定感だけでは前に進めなかったかも・・という経験を交えて、50代からの女性に大切なこの二つの言葉の意味をお伝えします。
目次
自己肯定感と自己効力感
自己肯定感は「今のままの自分で良いよね」と思える心の土台となる気持ち。
「私は私でいい」「できなくても私には価値がある」と、自分を肯定できる気持ちのことです。
自己肯定感は“根っこ”のようなものと言われています。安心感のベース的存在ですね。
どんなに嵐が来ても、しっかり根を張っていれば、倒れにくい。
何かに挑戦してうまくいかなくても、「ダメな私」ではなく「まだ途中の私」と思える強さです。
🌱 自己肯定感(ベース) |
できてもできなくても、私はこれでいい
→ 自分の存在そのものを認める感覚
一方、自己効力感はやればできるかも、と思える行動のチカラ。
「自分ならできそう」「なんとかなるかも」と思える感覚で、行動を起こすきっかけになる“自信の火種”のようなものです。
自己効力感は“エンジン”や“着火スイッチ”のようなものと言われます。
行動に移せるかどうかは、このスイッチが押せるかどうかにかかっています。
たとえば「何かを始めてみたい…」というときに、「私でもいけるかも」と思えるかどうか。
それが自己効力感です。
🔥 自己効力感(行動のエンジン)
これなら私にもできるかも!
→ 具体的な行動に対して“やれる”と信じられる感覚
自己肯定感だけでは前に進めなかった私の経験
わたしは40代まで黒歴史満載の人生を送ってきました。
15才で夜逃げを経験し、義母との確執、子供の医療的ケア、自信のパニック発作etc
だから今、こうして元気で生きていられるだけで十分幸せです。
本当はもっと違う道があったのかもしれないけど、わたしはわたし。
日々命に感謝しながら生きてきました。
そんな私が、50才でドラムという楽器と出会いました。
それまで本物のドラムセットを見たこともなかった私が、些細なことを切っ掛けにどうしてもやってみたくなった。
今思えばこれもご縁(笑)
でも50才で新しいことを始めることに大きな壁を感じていて、スタートさせるまでに要した時間は約半年。
あの時の私の中にあった不安の中の少しの希望。
人生折り返し地点。まだできるかもしれない。
最後は自分を信じて、体験レッスンを受講し現在に至っています。
自分では気づいていませんでしたが、あの時の私は自己効力感に背中を押されていたのだと思います。
自己肯定感はあるのに、なかなか動けないとかんじている人は、自己効力感が不足しているケースがあります。
まずは、この二つのチカラのもつ意味を理解することから始めてみませんか?
50代だからこそ この二つを整えることの意味
私たち50代は、なんといっても人生の経験値が豊富です。
経験値がある分、自己効力感が育ちやすいとも言えます。
それなのに、前述した私のように「もう歳だから」「今さら遅い」などの否定の言葉が邪魔をしてくるんです。
50才でドラムを始めるなんて、本当に小さなことです。
でも私はこの小さな行動が切っ掛けとなり、「運命の出会いともいえる仲間と出逢い」「バンドを組み」「SNSで発信をし」
そして今「書くことで伝える」が仕事になりました。
小さな行動が大きな切っ掛けを連れてきてくれることもあります。
ベストセラー本 ザ・シークレットの中のジェームス・レイの言葉です。
現在の自分を見てそれが自分であると決めてしまえば、あなたは、将来それ以上の自分にはなれないでしょう。
自分で自分をそう運命づけてしまうのです。
50代はまだ自分で自分を運命付けてしまうには早い、と思いませんか?
自己肯定感・効力感を育てる3ステップ
①小さな挑戦から「できた」を積む
②自分の言葉を変える
③成長や変化を“記録”して振り返る
①小さな挑戦から「できた」を積む
- 朝いつもより10分早く起きてみた
- 1人でカフェに行ってみた
- Threadsで初めて“自分の言葉”を投稿してみた
- 練習動画を撮って“自分の成長”を見てみた
- 「自分に向けて」でいいから書いてみた
- SNSで他人の投稿に「いいね」じゃなく「コメント」してみた
大切なのは、「えっ?これだけ?」と思うくらいがベストということです。
小さな行動で「できた」「続いた」「私でも」が積み重なると、
挑戦のハードルがどんどん下がり、自己効力感が育ちます。
②自分の言葉を変える
- 「どうせ」→「とりあえず、やってみよっか」
- 「失敗したらどうしよう」→「失敗してもネタになるし」
- 「自信がない」→「とりあえず、やってから考えよう」
大げさなポジティブじゃなくていい。
ほんの少しだけ、「自分に優しくて前向きな言葉」に書き換えることで、心がふっと軽くなります。
まずは今日、自分が口にした「やらない理由の言葉」を1つ、言い換えてみてください。
その瞬間、挑戦スイッチがポチッと入るかもしれません。
③成長や変化を“記録”して振り返る
- スマホのメモアプリに「今日のちょっとできたこと」を毎日1行
- ノートに週1で「今の気持ち」と「小さな進歩」を書く
- ThreadsやInstagramで「できた報告」をポスト(日記代わりにも)
ポイントは、見返したときに「お、がんばってたじゃん私!」と思える形で残すこと。
それが未来の自分へのエールになり、やる気の火を絶やさない仕組みになります。
【まとめ】“再起動”のカギは「2つのチカラ」
自己肯定感=心の土台、自己効力感=行動のガソリン
この二つのチカラをバランスよく身に付けていくことが必要です。
ゆっくりと育てながら、私たちが積み上げてきた経験値、年齢さえも味方につけて、
50代からの人生をもっともっと楽しんでいきましょう!
お読み頂き、有難うございました。
Jun